占いを賢く利用するには

27年ぶりのレアケース

たまには中国式四柱推命の話をしてみましょう。

今日中国式四柱推命を学ぶ私の生徒さんのお一人から

今年は同じ干支が並ぶ日がある!

というお知らせを頂いて気づいたのですが、2022.2.18 AM3:00〜4:59の間に生まれた赤ちゃんの命式は、

時 日 月 年

壬 壬 壬 壬

寅 寅 寅 寅

という命式になるんですよ、ハイ。過去に遡って探してみたら、1994.10.15の19:00〜20:59の間に生まれた子供は

時 日 月 年

甲 甲 甲 甲

戌 戌 戌 戌   ※月支は金旺

というのがありました。なので実に27年ぶりのパターンです。ちなみにその前は1989.5.9 AM9:00〜10:59の間

時 日 月 年

己 己 己 己

巳 巳 巳 巳

のパターンでした。さらにその前となると、1983.12.1 21:00〜22:59の間

時 日 月 年

癸 癸 癸 癸

亥 亥 亥 亥

このパターンでした。

干支の組み合わせは60通りあるのですが、これが年、月、日、時で全部揃うのには条件があり、10通りしか無さそうですね。まず年の干支ですが、昨年の干支の辛丑ですが、今年の2/3までは有効です。で、今月は辛丑の月です。しかし辛丑の日が回ってこないので成立しないことに加えて、日干が辛の人は丑の刻、すなわちAM1:00〜2:59の時柱は己丑になってしまいます。したがって四柱全てが辛丑で揃う可能性は最初からゼロなのです。

こうやって絞り込んでいくと、どうやら

甲戌  乙酉  丙申  丁未  戊午

己巳  庚辰  辛卯  壬寅  癸亥

この10通りに絞られそうです。

直近の辛卯や丙申、乙酉に庚辰の年は日の巡りが合わず、前回の甲戌から今回の壬寅まで空白が生じていました。

 

さて、4通りの事例を挙げましたが、それぞれ読み方は異なります。

① 上から下にエネルギーが流れる壬寅

② 上が下を攻撃する甲戌

③ 下から上にエネルギーが流れる己巳

④ 地球の陸地が全て水没した様な癸亥

今年は①の壬寅です。簡単に言うと寅と獅子と豹のハイブリッドみたいな猛獣が大暴れの命式です。とてつもないパワー(能力)を何かに特化して発揮する様な人生を歩むのが良さそうに思えるのですが、子供のうちは相当個性的な子になりそうです。もしかしたら将来何か時代のエポックメーカーみたいな存在になりそうな気配と同時に、一歩間違えるととんでもないことになりそうな、落語の人情噺の白い蝶と黒い蝶の話みたいな含みを感じる命式です。親御さんは猛獣使いの苦労をするか、じゃなきゃ逆に手間要らず、放っておいてもメキメキと頭角をあらわすかのどちらかでしょうね。

そんな訳で、中国式四柱推命をやる者としては、上記の②③④の人、つまり甲戌か己巳か癸亥の人からリアルで人生トークをお聞きしたいものだと思っております。

先日ネタに使った焼肉食べ放題1回で如何でしょうか?いやホント、是非お聞かせ頂きたいです。