占いを賢く利用するには

今年の運勢は?というお話

皆様、新年明けましておめでとうございます。更新頻度がイマイチのブログですが、今年もよろしくお付き合いの程お願い申し上げます。

さて、年末年始にかけてよく見かける話題に「今年の運勢」というのがあります。この話題でよく使われるのが、九星気学ですね。その理由は、

・2022年の年盤があり、それがまず概論の部分を示しているから。

です。ちなみに今年なら五黄が中宮に入っている様ですから、五黄殺と暗剣殺が無く、南西だけが全員に当てはまる凶方位です。後は自分自身が一白水星なら北が本命殺、南が本命的殺で今年の凶方位という見方をしますが、五黄殺と暗剣殺が無い分吉方位の選択肢が増えるという訳です。

とまあ、こういう基本の年盤が毎年ある訳ですよ。この考え方に準拠する占術ですと、大まかな年の傾向がそう多くないバリエーションで展開できます。だから今年の運勢は?と雑誌やネット記事にしやすい訳です。

一方で四柱推命で「今年の運勢は?」という記事は、占術としての知名度の割には見かけません。それは何故でしょう?

今年の干支は壬寅です。これが適用されるのは、今年なら2/4からです。まずここからして「今年」のスタートが違います。そして今年の全員に当てはまる凶要素というのも壬寅だけから見ることは出来ません。強いて言えば丙午の年に生まれた女の子は夫を…てな噂話レベルの伝承ならありますが、それは四柱推命とは関係ありません。

さらに四柱推命には大運という発想があります。これがまず人によってバラバラで、中国式四柱推命なら年運よりも大運を先に見ます。つまり年単位の吉凶以前の条件設定が人によってまちまちです。

したがって「今年の運勢は?」という話になると、個々人毎に見なくてはならないので、記事には現実として出来ないのです。しかしその分オリジナル鑑定が出来ますから、今年の運勢をお金を払ってみてもらおうとするなら、どこかしら頷けるものが得られると思います。

個別のデータからみる今年の運勢に、全員に共通の今年の要因を加味する占術もあります。数理関連の占術がその考え方です。特徴としては九星気学同様に、今年の年盤みたいなのがある点です。

 

さて、どの占術がいいかは個性や特徴の問題ですから一概には言えません。

雑誌やネット記事の話題に出来て儲かるから九星気学は使える四柱推命は使えないという見方も出来るでしょうし、個人の占いファンの方ならば、自分オリジナルの鑑定をしてもらえる四柱推命の方が満足度が高いとも言えるでしょうし、全員に当てはまる基本を示しながらも個別要因をみる数理関連の占術が合理的な感じがするとも言えるでしょう。

まあ、このあたりはお客さんのお好みの問題ですから、蕎麦かうどんかラーメンか、みたいな話でいいのではないでしょうか。

 

という訳で私が複合的に見た今年の運勢ですが、経済的な回復にはまだ障害がありそうですが、地に足をつけて基盤や物事の根っこ作りに徹することで、まだ続く嵐に耐えられて、いずれ嵐が止む時に飛躍が出来るだろう、と見ます。発展は先にあるが、今はまだ未知数…というのが全体の概況で、次に個別にみる必要があります。

という訳で、ご自身の今年の運勢を知りたいという方は、宜しければメッセージを頂ければと思います。