占いを賢く利用するには

セカンドオピニオン

医療の世界ではセカンドオピニオンというのがわりと一般的になっていて、特にガン治療等の際にはセカンドオピニオンを勧めるお医者さんもいる様です。

ガンの程度やどの治療方法を用いるか、治療方法毎のリスクとメリット、生存期間中央値の捉え方等、複数の医師の意見を聞くことで患者さんにとってより納得がいく治療方法を選択しようというものです。

私は占いでもセカンドオピニオンをお勧めしますが、占いの場合には有効なセカンドオピニオンとあまり意味がないセカンドオピニオンがある様に思います。

【有効な組み合わせ】

占術でみる占い師霊視一本でみる先生

このケースは霊視一本でみる先生に行き当たるかどうかがポイントです。霊視と称して実際には占術を使う人にみてもらっても無意味です。

命術Aの占い命術Bの占い

具体的には、四柱推命を使う占い師に聞いた後で数秘術を使う占い師に聞く、という様な組み合わせです。これは賢いセカンドオピニオンのやり方だと思います。

・霊視一本でみる先生同士

一応アリだと言っておきます。しかし、いい加減な人に引っ掛かるリスクも伴いますし、本格派の先生というのもそうはいません。

【無効な組み合わせ】

命術の占い卜術の占い

具体的には占星術で聞いた後にタロットで聞くとか、九星気学で聞いた後に易学で聞く、という組み合わせです。命術と卜術は守備範囲が違います。アメフトとラグビーをごちゃ混ぜにする様なもんで、噛み合うはずがありません。

タロットタロット易学易学

要は同一卜術で比較しても無意味だということです。易学には周易と断易があって、という話はここではこだわりません。タロットを例に取ると、めくるカードは違って当たり前です。そりゃキーになるカードがたまたま同じのが出ることは大いにありますが、前提として出る目が違って当たり前の卜術で、違う占い師を巡っても大した意味は無いということです。これをやるくらいなら、自分でタロットカードを買って、気がすむまでめくり続ける方が精神衛生上良いと言っておきます。

【最悪なパターン】

・口コミや第一印象で、鑑定士巡りをする

この状態は依存症そのものです。占い師なのか霊視の先生なのか、最低でもそれくらいは把握する様にしましょう。霊視と言いつつ占術を併用する人は、占い師に分類するのが正解です。

・自分が何を占って欲しいのか整理していない

当たった当たった! か ちぇっ、外れた かだけの利用に終わってしまいます。しまいには「視えるんでしょ。当ててみなよ。」という最悪な利用方法になってしまいます。この状態に陥っている人は、自宅で幽体離脱の練習にでも勤しんで下さい。タダですから。ただしそれなりの覚悟と問題に対する真剣さが無い人が面白半分にやるのはお勧めしません。結構危険も伴いますので。面白半分にやって、ヤバイな…というものを見てしまっても私に文句言わないで下さいね。