占いを賢く利用するには

矛盾したことを言う様ですが

ここまで弊ブログをお読み頂いてきた方々ならば、いささか「ん?」と思うお話を。

 

占いのご相談で圧倒的に多い恋愛や結婚に絡む案件ですが、占い師が真っ先にみるのは相性の有無です。そこが無ければ大方の結果は見えているからです。で、占術上の相性が無いという結果に頭に血がのぼるタイプの、まぁ、率直に言うと「わからずや・わがまま」な人はお好きにどうぞです。言っときますけどかなりの高い霊視能力を持つ先生でも、やはりダメな場合はダメだとハッキリ言いますし、その霊視結果は命占の結果とあまり違わないものです。占いなら「巷の星占いレベル」だの「一般論」だのと悪態をつき、霊視なら「視えてない」と言いたくなるなら、占いや霊感やらは止めることです。

もっとも、目先のいい話と、先を見据えての話と、どちらが聞きたいかはお客さんの自由です。目先のいい話を宝くじを買う気持ちで聞きたいというのも当然アリですが、その場合は外れてもガタガタ言わないことです。損した気分が倍増しますから。

 

で、矛盾した話というのは、相性が無くても続く夫婦というのが実は確実に存在するということです。それは何故かお分りでしょうか?

一口に相性だの運だのと言っても、

・恋愛相性

・結婚相性

・家族運

・社交運(人間関係の相性)

があります。これに各自の気質が加わります。恋愛相性も結婚相性も無いのに妻の側に家族運や忍耐、寛容の星があるケースで、夫を最後まで看取ったケースもありますし、周囲が驚く様な電撃結婚で、話を聞いたら羨ましい様なラブラブだったのに結婚生活は長続きしなかったケースなどもザラにあります。恋愛相性の良さや社交運の良さの陰に、本質的な問題や結婚相性の悪さが隠れてしまっているケースですね。

2018年の日本の離婚件数は20万7000件だそうですが、離婚してはいないが実質破綻している仮面夫婦や不倫している人などは統計データに出てきません。

あなたはその膨大な数字の中の一人になりたいですか?占いや霊視の結果を冷静に受け止めて、ならばどうしたらいいだろう?と謙虚な気持ちで考えるタイプの人ならば、少々パッとしない相性でも「この人ならば工夫しながら続くかな。」と思いますが、そんな結果に腹を立てる人は先は見えています。鑑定結果に腹を立てたのが、夫なり妻なりに腹を立てる様になるだけの話だからです。こちらとしてはそんな人と結婚した相手は災難だな、と冷ややかに内心思うだけです。

災いを回避する か 対策を立てて努力する か。

それはあなた次第なのです。占い師や霊視の先生は魔法使いではありません。何とかしろ、という利用の仕方は正直如何なものかと思います。悪いのを承知で少しでも良くしたい、というなら未来は変えることが出来ます。努力も忍耐も必要ですが、それが出来る人はやはりそういう命運を持っているのです。癇癪起こしてブツブツ文句を言う人は、別なところで「文句言いの頭のおかしい人」だと思われるだけです。

国会前でワーワー騒いで自分の置かれている状況を政治や国のせいにして、アベガー!と言っても何も変わりません。自分は置き去りにされたまま、世の中は淡々と流れていきます。それと同じです。

弱点や良くない情報ほど先に掴み、災いを回避するにはどうしたらいいか…という考えや行動に至らない人は、今日から占いはネットの無料占いに限定しておくことをお勧めします。お金がもったいないですから。