占いを賢く利用するには

ルーレットは回り続けてる

このタイトルを見て「浜田省吾じゃないか」と気付く人はそうは多くないことでしょう。

 

ルーレットは回り続けてる

テーブルに積まれた切り札の陰で

誰も皆勝つことだけを

信じて賭けを続ける

 

さても示唆に富んだ歌詞ですが、占いを利用するにあたり、こんな心境の人もいるのではないでしょうか?

でも、この心境は実は危険なんですね。正直なところその心境は分からないではないのですが、全ての人が全ての事象で勝つ、即ち思い通りになるということはありませんし、占いは勝つ為の切り札ではありません。

儲かる会社はゴミの様な利益を細かくかき集めている会社だと言います。野球でも4番を打てる強打者をズラリと並べるよりも、小技も使いながら1点を積み重ね、手堅い投手リレーと守備で失点を最小限に食い止めるチームが優勝することが多いです。

弱点を知り、大難を小難に食い止める。

これが占いの真骨頂です。相性が無いところで無理をしても、3ヶ月後にプロポーズされて結婚したはいいけど、2年後には離婚してましたでは目も当てられません。

恋愛相性の陰に相性の本質が隠れてしまっているケースもよく見かけます。つまり恋愛止まりということなのですが、それも愛情への枯渇感と社交上手がかみ合わさっているだけだという場合すらあります。要は恋愛ですらない。

そりゃ離婚することになっても何ら不思議は無いという訳です。

 

愛の世代の前の一瞬の閃光に
すりかえられた脆い希望(ゆめ)など
崩れ落ちてく

 

こうならない様に、良い結果には気を引き締めて、悪い結果は謙虚に受け止めてどうすればいいかを考える、場合によっては撤退する勇気も必要です。

都合のいい結果だけを求めて、すりかえられた脆い希望になりません様に。