命占使いの「会心の一撃」
ブログ更新をかなりサボっております。
いや、気にはなってたんですが、ネタをしぼりきれなくて…
で、実は1月のお話ですが、大変嬉しいリピートを頂きました。
1年以上のお付き合いのお客様です。事例に使っても構いませんよ、とのお許しを頂いているのでそれではお言葉に甘えまして…
再婚同士のご縁の方なのですが、一番最初にご相談を受けた時に目についたのが、
・男性の月支が女性に喜神
・女性の大運が男性のピンチを救う
という関係だったのですよ。
「これは運命的なものだ!」
とピンときました。命占の肝はここからで、弱点や凶要素をよく見る必要があります。ネガティヴアプローチと呼ぶ人もいますが、早い話が弱点をどうカバーするかということ。
いい話だけする占いなら、正直な話要らないんですよ。現実社会でも同じことで、悪い話ほど早く報告しろって言うじゃないですか。アレと同じなんですよ。考えられる、というよりも強く危惧される要注意点から先にチェックしていく訳です。
致命的に悪い相性の場合、ハッキリとそれをお伝えするのが良い占い師です。よくお考え下さいと言うか、お止しなさいと言うかは人それぞれですが、それを言わずにいて後々悪いことが起きたらその方がお客さんの為にはならない訳です。皆様の日頃のお仕事と同じですね。いい報告ばかりしていて、結局後から大きなトラブルが判明したら上役から
「バカやろ、何でそういう悪い情報を先に上げてこないんだ?」
とドヤされますわな。
で、そのお客様の場合もウイークポイントは指摘した上で、強化策をお伝えしました。
熱心に実行された結果、新たな弱点も浮き彫りになりました。そのお知らせを聞いて、次の策を考えました。途中のフォローもさせて頂きました。
複数の手法を使いつつ、1年以上が経過して、いよいよ本格的に再婚に向けて具体的にどうしようか?という詰めのご相談を頂きました。
中国式四柱推命はもとより、他の占術も用いての再分析を行ない、双方の長所と弱点をあらためて見直し、時期的なことの宿題もお話しさせて頂きました。
結果を当ててみろ式の鑑定ではないことにお気付き頂ければ幸いです。
あくまでも演繹法で、目的に向かって何とか修正の舵取りをしながら進む…
占いはそんな使い方をして頂きたい、という日頃の私の願いをお客さんもよく分かって下さったおかげだと、あらためて感謝申し上げる次第です。
悪い予測を立てて、それを外しにいく。
占いの賢い利用法の一つです。多くの人の参考になれば幸いです。