占いを賢く利用するには

賢い占いの利用例

今年もあと僅かになりました。

良い1年だった人も、パッとしない1年だった人もいることでしょう。初詣でおみくじを引く際には、やはり普段とは違う心境で引くのではないでしょうか。

占いにもおみくじ的な面はあって、卜術にはその要素が含まれます。そしておみくじよりは出る目の種類は豊富です。

占いで分かることは、端的に言えば吉凶やYes/Noということに尽きるとこれまでも書いてきましたが、おみくじが神様のメッセージであるなら、占いもまた同様です。

良い結果に油断せず、悪い結果には備えて吉に変えるべし。

実は賢い占いの利用法とは、ここにあると思います。

例えばタロットで悪魔だの死神だの塔だのが出た場合ですが、得てして吉に転じるヒントが隠れていることがあります。

なまじ見た目良さげなカードの正位置と逆位置が混在している方が、私なんぞは危ないなと思います。

 

学校の成績がイマイチな子のことが心配で、向き不向きや得手不得手について聞いてみようというなら、中国式四柱推命の様な命術の出番です。

現象として起きている成績低迷に対し、凶や不向きを知って回避しつつ、見込みのある方向性を探ろうという極めて能動的な占いの利用法です。命術はこういうケースには実に良い指針になりますし、それを機に何かに取り組む、一生懸命にやることが苦境を突破して吉に転じることが出来るのです。それに、実際に向き不向きや吉凶はありますからね。命術でこうしたものをみる場合は、気合いやハッタリじゃありませんから。各占術が積み上げてきた研究成果によるものです。

 

恋愛系のご相談は、えてして今すぐ何とかしたいという焦りが伴いがちですが、ちょっと待って下さい。すぐに上達する英会話スクールなんてありますか?即優勝出来るチーム作りの方法なんてありますか?種をまいてすぐ収穫出来る野菜や穀物がありますか?

そんなものは最初からありません。普段の生活においては言われなくても理解出来る様なことが、何故か恋愛系だとそこらの判断力を置き忘れていることがあります。もちろんスパッと上手くいく時もあります。しかしそれは何度も書きましたが、生まれ持ったご縁が繋がっている場合です。波動やら秘法やら…早い話が加持祈祷…で何かが解決する訳ではありません。

自分自身の気持ちを高める、一種の自己暗示の様に捉えておくのが無難です。