占いを賢く利用するには

いい占いとは何か?

アメリカ大統領選挙ですが、何やらとんでもないことになっている様です。なのでしばらくは様子を見なくてはならないなぁ、といったところです。

で、だからという訳ではないのですが、占いの中でも命占と呼ばれるものはどれくらい当たると思われますか?

せいぜい3割程度、5割当たれば相当優秀

という説があります。正直私も同感です。よく耳にする話に、タロットや易(卜占)でビシビシ当てられたというのがありますが、まーどうでしょうね、やはり5割程度当たれば超優秀で、実際アベレージすればそんなに当たりませんよ。言い換えれば宝くじや福引券の楽しみに一脈通じるものがあると思います。

もっとハッキリ言いますとね、ビシビシ本当のことを100%近く当てられたら、嫌になって占いなんか聞く気無くなると思いますよ。

「世の中すべからくこんなもん。常に悪い予測は現実となり、自分に都合のいいことなどあれば類い稀な一時的幸運で、人生とは重荷を背負って苦難の道を行くが如し。期待するから失望があるのであって、無の境地に至って悟りを開けば生きる苦しみからは解放される。」

みたいな人は、占いなんか聞きますか?おみくじなんか引きますか?神仏に願い事なんかしますか?いやさ、努力すら放棄すると思います、

人間というのは欲望があって当たり前で、何か頑張ったら成果も期待しますよ。だから占い業が成立する訳です。

そんな良く言えば解脱の域に到達した様な、悪く言えば全てを諦めた世捨て人の様な感覚の人ばかりになったら、占いなど必要ありません。

 

違うんですよ。命占の真髄はね、

・弱点や運気低迷期を知り、備え、大難を小難に食い止める

ことにあるんですよ。

なので傾向を掴んだら次は現実の行動が大切なんです。その行動が間違ってるといけないから、適職やら相性やら時期的なことを命占でみる訳ですよ。

 

あの人と不倫がしたい、何とかならないか?

不倫中だが、相手が奥さんor夫と別れるか?

その他占いとは無関係なこと

 

こういうのは占いじゃありません、特に3番目のは単なる世間話でしかありませんから。

占い師がある程度人生経験積んだ中高年の方がいいと言われるのは3番目のパターンが多いからなのですが、若くても雑学や耳学問が豊富な人ならOKです。

別の見方をすると、私の占いは100%近く当たる、なんてのはまず眉唾物です。用いる占術の理論が良く出来ていても5〜6割当たればかなり優れた占術で、100%なんてあり得ません。

そういうのは占者や主宰者が話術でごまかしているだけで、必ずアラが見えてきます。そこを追及したら逆ギレするか、小理屈並べて逃げるか、弁護士に相談するetc.と言い出しますから。

残念ながらその手合いは結構います。やたら実力を誇張して自流が特別なものである様な主張をしたり、他の占術の批判や悪口が多かったり、物言いが攻撃的な人にはご用心下さい。占術が悪いのではなく、その占者の人間性に致命的な欠陥があるのです。そんな人に相談しても、金と時間の無駄でしかありません。

 

いい占いは、開運や改善の行動に繋がる様に誘導してくれるのがいい占いであり、いい占い師です。