占いを賢く利用するには

ガクッとくる瞬間

占い師がガクッとくる、ガッカリする瞬間と言えば未来予知が外れた時じゃないの?と思う人が多いと思います。

しかし、実のところ「さにあらず」です。

何度も記しましたが、大難を小難に食い止めることが命占の真髄です。弱点や運気を知り、悪い話ほど先に掴み、その上で対策を立てて行動に繋げるのが本来の命占のあり方です。

つまり、悪い予測は外れる方が良いのです。

そりゃ良い要素が当たれば嬉しいには違いありませんが、世の中そんないい話ばかりあるはずもなく、むしろ悪いことの方が多いものです。

正しい考え方で十分と思える準備をして物事に取り組んでも、実社会では上手くいかないことの方が多いものです。人気のある資格試験や大学受験などは最たるものですし、営業活動や商品開発も然りです。スポーツも同じことで、強いから勝つのではなく、勝った方が強い訳です。

将来をなるべく良いものにする為に、悪い時でもその程度がなるべく傷口浅くする為に、現実の対処が大切な訳です。

相手の気持ちが知りたい、というのは占いの依頼で受ける定番のご依頼ですが、人によるとは思いますが、私個人は「そんなもん知ってどうすんの?」です。知りたきゃ相手とコミュニケーションを取るのが最短距離ですし、その過程で察知すりゃいいことです。このテーマは占いというより心理学の範囲ですし。

霊視ならば気持ちを知りたい相手と対面するか、さもなくば最低限写真を見るかしないと分からないのが普通です。

危険と抱き合わせみたいなケースだと、指導霊さん他が教えてくれることもあります。つまり、良い霊視とは危険を察知してくれる霊視ということです。これは覚えておいて下さい。

 

命占も同じことで、過去にも書いた通り、悪い情報ほどお客さんに伝えなくては、と思うものです。そんな話は聞きたくないというタイプの人は、まぁ、占いの旨味を半分捨てている様なものですが、宝くじ買う気分で聞かれているならそれも良しです。

しかし、鑑定して「あっ…これは…」と感じた際に表現方法を工夫しながらお伝えしたにもかかわらず、結局悪い方の選択をなさっているケースを見ることがあります。

そんな時に ガクッとくる 訳です。

悪い予測や鑑定結果が外れてくれりゃいいんですがね。

でも、実社会や日常生活でも、嫌な予感やこうなったらマズイよなということに限って、悪い展開になりませんか?命占も同じことなんですよ。そういうのを何とかする魔法も特効薬もありませんから。そんなのがあれば自分だけに使って人には教えませんよ。絶対儲かる!みたいな投資話には用心しても、占いにそういうのを求めるから依存のスパイラルに陥る訳です。

私、何かおかしなこと書いてますか?

霊視霊感だと霊的次元の因果を取り除く、因果から遠ざかるという道を示してくれるのが本格派の良い先生です。命占なら進むか思いとどまるかの判断をお客さんに託せる様にお伝えするのが良い占い師です。次に対策を示してくれること。

人の心を動かすのは情熱や真心です。ナントカの秘法ではありません。それでも動かない時は広い意味でのご縁、つまり男女関係に限らず人の縁が無いのです。だからさっさと撤退するに限ります。

断捨離ですよ、断捨離。