占いを賢く利用するには

占い師のプロフィールの読み方

対面式でも電話占いでも、必ず占い師が用いる占術が書かれています。世の中色々な占術があって驚きますが、源流をたどるとメソポタミア文明黄河文明あたりが起源のものが多いです。

東洋命術の横綱四柱推命、西洋命術の横綱は西洋占星術だと思いますが、両者の共通点は生年月日+生まれた時間を本来必要とすることと、中味は結構ボリュームがあることです。少なくとも四柱推命に関してはあまりお気軽に始めるのはお勧めしません。

これ以外によく占い師のプロフィールに載っている命術には、算命学、数秘術九星気学、マヤ暦、宿曜占星術etc.と色々あります。

 

次に卜術ですが、西洋卜術の王様はタロット、東洋卜術の王様は易学だと思います。卜術に関してはこの2つが飛び抜けて知名度が高く、他の追随を許さない印象です。

 

でもね、実際に占いにかける時間って20〜30分くらいじゃないですか?その短時間でお客さんの話を聞き、占いにかける時間とお伝えする時間を考えたら、使える占術なんてせいぜい命術と卜術から一つずつです。つまりそんな山ほど占術の名前を並べたところで、極端な話ハッタリだったとしてもお客さんには分かりづらいし、お客さんの立場でもどの占術から引っ張り出した鑑定結果かは慣れないとあまり気にならないのではないでしょうか。

ただし、慣れてきて占術ごとの違いに気が回る様になったら、また異なる楽しみ方も出てくると思います。

占術には一長一短があります。例えば方位をみるなら九星気学が有名ですが、四柱推命なりの吉方位というのは存在します。奇門遁甲なんてのも存在しますし、どれを選ぶかはケースバイケースです。

でも、そもそも論で言えばナンセンスです。方位が気になる人は方位除けの神社にでも行って下さい。それが解決方法の一つです。

最もいいのは、吉方位だけを信じて、例えばどこか温泉にでも行こうかって時に、吉方位にある温泉を選ぶ程度にとどめておくことです。ましてや病気で入院する様な場合は、方位なんか無視して医者の腕前で選ぶのが大吉というものです。

 

現時点での恋愛の行方ならタロットは適した占いですが、30年40年といった長い夫婦縁みたいなのをみるなら四柱推命、日々の吉凶なら宿曜占星術…てな具合に、占い師選びの参考にしてみて下さい。

ちなみに霊視が万能・ユニバーサル鑑定だとは思わない方がいいです。的中率の高さをやたらとアピールしている場合は特に。

どの鑑定を選ぶにしても、現実的な複数の備えに繋げる感覚をお忘れなく。