占いを賢く利用するには

びっくりしたお話

タロットをやっていると、何とも説明がつかない偶然を装う必然に出くわすことがあります。

同じ人の相談で、根っこは同じなんだけど質問の切り口は異なるケースで、スプレッドを3回展開してみたら…何とびっくり。相談者を意味する位置に3回連続で女帝の正位置やらペンタクルのクイーンの正位置やら、相手を意味する位置に隠者の逆位置やら…てなことです。

こうなるとそれは必然なのだとしか思えないんですね。何か不思議な力が働いてるとしか言い様がない訳です。

 

占術としての正統派のタロットを勉強するとなると、その手の霊感じみた話は入れるべきではないというのは理解出来ます。しかし、占術として一定の形が確立されてからのタロットは、実はそんなに歴史は長くありません。東洋卜術の王たる易学の歴史とは比べようもないのですが、その分柔軟さもあれば、中世から続く魔術研究の要素も含まれていて、リーディングという言葉で曖昧さを残しています。

霊感の強い人の中には、タロットカードを見ているうちに気持ちが悪くなるという人もいて、そのあたりも何とも合理的な説明がつき難かったりします。

 

あまり具体的には書けませんが、先日お客さんから依頼された件をタロットで見たら、スプレッドはケルト十字でどうにも違和感のあるカードが1枚。

「もしかしたら・・・じゃないですかねぇ。」

と言ったらお客さんによると十分考えられる話だとのこと。うーむ…と思っていたら、その数時間後にその通りだったことが判明したとのことでした。

リーディング能力だけでは説明しづらい、当たってたと言われた私もびっくりするほどの展開でしたが、こういうことが起きるから、占いツールとしてのタロットは利便性が高いです。

ま、中には外れてくれていいよと思うカードが出ることもありますが。そういうのに限って当たるのは、人の世の常ってヤツですかね。