アメリカ大統領選挙を占います②
それでは予告通り、今回はジョー・バイデン候補について見てみましょう。
②Joseph Robinette Biden 氏
1942.11.20生まれ 生時不明 ペンシルベニア州
中国式四柱推命の命式は…
時 日 月 年
? 丁 辛 壬 干
? 丑 亥 午 支
大運 76-85歳 己 未
順行運につき未は現在火旺
喜神:火 木
忌神:水 金
閑神:土
数理姓名学だと…
姓名数 9○○×
名数 1○○×
本命数 7○×
破壊付吉数 2○× 3○× 6○×
破壊数 4× 8×
無印 5
例によって三柱推命になってしまうハンデがあるので、バイデン候補は数理姓名学にウエイトを置きながらみることになります。
三柱推命の場合、人の生まれ持った命(めい)は太陽が真上にある時に宿命があるという見方から、昼の12時を当てはめるという考え方もあるのですが、その場合時支が常に午=火の陽になります。バイデン候補の場合、日干が丁で火の陰です。時支が午で根として作用するのが本当にそうならいいですが、生まれた時間が別であればまるっきり別の結果になってしまいます。
なので私はこのケースは三柱推命の不利を承知で上記の命式でやるとします。
さて、バイデン候補の命式を見て中国式四柱推命の占い師が真っ先に思い浮かぶことは…
色好み、お金大好き(お金に支配される)
過激な自分ルールで動く曲者
ということです。日干丁は日支丑の影響で晦火、月支亥の水の剋に悲鳴を上げている状態です。曲者は月干辛で、辛は金の陰で壬や亥を生じる一方で、専門用語で反生と言うのですが、意外と弱っていません。
激弱りの日干丁と、意外と弱っていない辛が遮るものなくぶつかる状態です。56歳からの20年間は大運のおかげで成功(財産的には)していたことでしょう。一方で普通の生き方をしている人でこの命運を持っていれば、金銭、身内、女性関連のトラブルにご用心という傾向が窺えます。必ずなるという意味ではありません。あくまでもご用心ですから、生き方で回避は可能ですから、似たような命式の人は悲観しないで下さい。
しかし、そんなバイデン候補に占術上の転機が訪れたのが76歳からのことです。
若い頃から大運の巡りに恵まれてきたバイデン候補ですが、明らかにかげりが見えてくる流れに入っています。現在の大運支の未は火を含む燥土で今は火旺ですから、まだ何とか力はあります。言い換えれば最後の力を振り絞っての戦いとなる時期です。
戦いはバイデン候補にとって自らのパワーを高めるキーワードです。競う、争うことがエネルギーになるタイプ。今回の大統領選挙を通じての一連の戦いは、まさに最後の大勝負という流れです。
バイデン候補の激弱りの日干丁を支えた要素は戦いだと記しました。四柱推命だとそこに大運の後押しがあったとなる訳ですが、ここで数理姓名学に目を向けてみますと…
5の無印以外は全部破壊数
であるのが特徴です。悪いのか?というとそんなことはありません。こういう人は破壊されていない数の数意に焦点を絞った生き方をすることでグッと開ける可能性を秘めています。
具体例も挙げることは可能ですが、本題からズレるので止めておくとして…じゃあ5の数意って何よ?とお読みの方は気になるでしょう。
5というのはトランプのジョーカーみたいなもので、最強と最凶が背中合わせの、数理でも九星気学でも基本盤の中宮にくる最も強い数字です。強過ぎるが故の凶変や波乱に注意を要する数字なのです。
毎年毎年その年の霊数というのがあるのですが、大きな事件や出来事は不思議と霊数が5か6の年に目立つのです。
例えば1985年の日航機墜落事故がそうです。また、名古屋空港での中華航空機の着陸時の大事故で264名?だったか亡くなったり、円高で初めて1ドルが100円を割り、急激な不況で空前の就職難と言われた1994年も霊数5。
阪神淡路大震災やオウム真理教の地下鉄サリン事件が起きた1995年は霊数6です。
5というのはそういう怖さがあるのに加えて、5の数意には、
権力、闇の力、裏社会との関係
フィクサー、お金大好き
という意味があります。もちろんそれだけではありませんが、バイデン候補の様に5以外はまんべんなく破壊されている人がここまでの地位になった、つまり人生成功してきたのは、この5の数意を追求する生き方をしてきたからだと占術的に推すことが出来ます。
トランプ大統領も5は無破壊ですが、2と4は無傷の吉数ですし、9も無破壊ですから、およそ意味が違います。
戦いや争いが自らの日干丁を強める要因だったこと、そして5だけが無破壊でそこに特化するのが成功の秘訣だったこと…
バイデン候補は書くのも憚られる様なことを色々言われていますが、符丁がバッチリ合うんですよね。多分…いや、動かしようの無いレベルで事実なんじゃないかと占術アプローチでも推命出来ます。
しかし、この権力の闇の力が発動すると強い人なのも確かですし、生涯最後の大勝負ギリギリのタイミングであることも読み取れます。
以上がバイデン候補をみた内容です。
次回はこれまでの節目を見ながら選挙の行方を占っていくとしたいと思います。