占いを賢く利用するには

霊視霊感について②

占術と霊視霊感は本来は別物だと書いてきました。が、最近はカバーする市場がかち合ってきたので、霊視霊感を標榜する占い師も増えています。

タロット占いも霊感タロットなんて表現しますが、確かに占者の持つ霊力や指導霊さんの力が作用していると思うこともあるので、ここまではいいでしょう。

 

しかし、霊感占いとか言われると、さすがに?なんですね。だって占術じゃないですもん。

 

例えば「これは良いご縁ですね。」と言う時には、四柱推命にはキチンとした理由があり、それを説明することも可能です。難解で分かり難いかもしれませんが。

しかし、霊視霊感で良いご縁だと言うのは「仲が良さげな姿の数コマが見えた」というものであり、動画を見るみたいに延々と具体的な先々の日常の姿を見ている訳じゃありません。

だから見立て違い、すなわち外れることは霊視霊感でもあるのが当たり前だと思っておくのがポイントです。

 

繰り返しになりますが、霊視霊感も突き詰めれば吉凶やYes/Noを言うだけであり、その点に関して言えば占術と変わりません。

ただしその手法は占いとは明らかに異なり、私には見えた、聞こえたというだけです。

しかも間違った情報を見せられることもあるということを、霊感占いを売る側は言いません。ましてやお客さんと波長が合わない場合やら、何か余計なことを考えていると見えないだのと先に言い訳しているケースは最初から敬遠すべきでしょう。ここ大事ですからね。

占術に関しては外れることもあるということが既に知られています。しかし霊視霊感を精度が高いとみなすのは危険です。ましてや自分勝手な願い事が叶うなんて思わないことです。

 

Q「この人と最近付き合い始めたんですが、結婚に至るでしょうか?」

A1) 縁が繋がっている人だから大丈夫。●●な面はあるけど、許容範囲でしょう。

A2) 生まれながらに繋がり持っている縁も無いし、この人は●●の点でダメですよ。

霊視の回答はこの様なYes/Noが基本です。

A2の回答の後に、じゃあ私は結婚出来るんですか?どんな人と?と重ねて質問すれば、答えが返ってくるはずです。

相当な高確率で、大丈夫出来ますよ、という回答が返ってくるはずです。これはアゲ鑑定じゃありませんからね。人間生まれた時から縁のある人はだいたい決まってるんです。本物の霊能力を持つ人にはそれがハッキリと分かるはずです。生まれた時から縁のある人がいる、だから大丈夫だって言える訳です。そしてそんな縁のある人と出会えば、スルスルっと決まります。不思議なまでに。気をつけて欲しいのは、本人にその気が無かったり、敢えて避ける行動を取っているとダメです。

こうした基本から逸脱した話をするのは、霊視とは別物だと思っておく方がいいです。